4−1、楠寮

大食堂は寮舎と道1本を挟んだところにある広いバラック製の建物だった。

天井には等間隔に扇風機が取り付けられ、夏などは時折、

雀がそこにぶつかって死ぬことがあった。

このため、大食堂には切断された雀の首の霊が出るという噂があった。

一つの部屋が一つのテーブルを使い、

四辺に木製の古ぼけた長いすが置かれている。

お茶の入った大きなやかんがあったのだが、

向かいのテーブルと二部屋で一つを共用した。

 

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